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犬と猫がいる暮らし

since 2005/11/19


by chobin-mama

大震災の爪痕  銚子とちょびん家

クルージングに出かけて、ふと、思いました。
あの大震災の時、この地は、どうだったのだろう・・・。
銚子市が、マスコミにとりあげられていた記憶は、ありませんでした。

記憶に残っているのは、
ディズニーランドのある浦安市の液状化、千葉市美浜区の液状化(ママは、ちょうどそのとき、中央区の埋め立て地にあたる場所にいたのでした。。。)、どちらも、東京湾側ですね。
そして、太平洋側の、旭市の津波被害です。
この3つは、よく、記事にもされ、映像にも出ていたので、覚えています。

ドルフィンウォッチングのサイトの、「 看板犬カイの日記 」 を見てみました。
あぁ、やはり・・・。
大地震の直後、船長は、クルーザーを守るため、すぐに沖へと出て行ったそうです。
トレーナー1枚で。
夏でも、沖は寒かった。
それなのに、3月11日は、どんなにか寒かったことでしょう。
そのことだけでも、緊迫さが伝わってきます。
カイちゃんとスタッフは、戸川漁港が見渡せる高台に、避難したそうです。
(事務所の目の前が、戸川漁港です。)

船長は、24時間沖で過ごし、無事、帰ってきたそうです。
よかった。。。
船長さんの操縦するクルーザーに乗っていたのですから、無事なのはわかっていますが、
やはり、よかった・・・と、胸をなでおろしてしまいました。

そして・・・
戸川魚港のそばにある事務所は、冠水。
新車は流され、原チャリも、海水につかって廃車になったそうです。

クルーザーのあったマリーナには、5~6メートルの津波が押し寄せ、桟橋は跡形もなくなっていたそうです。
ここにあった事務所は、壊滅状態。
マリーナの、ヨットやボートは、水没したり、行方不明になったり・・・。

いろいろな、ご苦労が、あったのですね。

美しい海で、感動的なひとときを過ごさせてもらいましたが、
忘れてはならない、出来事です。



今、思い出す、ちょびん家の震災後・・・
ちょっと、書いてみます。
  ↓




まず、困ったのは・・・

①この寒い季節に、節電をしなくてはいけないことです。
  TVで、うるさいほど、節電を、呼びかけられていました。
  厚着して、犬たちにもセーターを着せて、ブランケットをかけたりして、過ごしました。
  ぎりぎりまで、部屋は暗いまま。あったかいお茶を飲んだり・・・。
  健康な人は、がんばらなくちゃ。
  病院や老人施設にいる方々のこと等を考えたら、なんてことはないのです。

②しばらくすると、この地区は、どの時間帯に電気が通らなくなる可能性があるか、千葉TVに表示されるよう  になりました。
  毎日、チェックしました。
  電気が通っている時間帯に、しておかなくてはならないことを、全てすませました。

③震災後すぐ、灯油もガソリンも、手に入らなくなりました。
  ガソリンスタンドを回っても、店員さんはいますが、ロープがはられています。
  聞きに行きますと、彼らも、ガソリン・灯油が、いつ入ってくるのか、わからないと言うのです。
  これには、参りました。

④色々な商品が、お店から消えました。
  びっくりです!!
  トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ペット用シーツなどの、紙類。
  パン、ヨーグルト、牛乳、ヨーグルト、バター、マーガリン、チーズ、お水・・・・・。
  大型スーパーに行っても、ないないない!!! がら~んとしているのです。
  いったいなぜ?と、思っていましたら・・・
  マスコミで流れました。買いだめをしないようにと。
  工場の被害だけでなく、買いだめをするヒトが、たくさんいたようです。
  そして、スーパーでは、お一人様ひとつ・・・などという条件で、色々な物が、売られるようになりました。

⑤水がなくなりました。
  どこにも、ありませんでした。
  開店前のスーパーに、はやめに行くと、行列ができていました。
  広告に出ている、限定数の水を、買うためです。
  これも、一人何本と、決められています。
  そして、しばらくすると、小さいこどものいる家庭が、優先されるようになっていきました。

⑥灯油とガソリン
  パパさんが、車で出勤途中、自宅に電話をかけてきました。
  どこそこのガソリンスタンドに、車の長い列ができている。手にはいるかも・・・と。
  とりあえず、出かけました。
  4車線の道路際のガソリンスタンド沿いに 長い長い車の列ができており、最後尾に並びました。
  車は、全く進みません。
  本当に、手に入るのか?と、疑問に思った、後ろのおじさまが、走って、聞きに行ってくれました。
  どこにでも、リーダー格のヒトがいます。
  聞きに行って、そばの並んでいる人たちに、教えてくれています。
  あれやこれや、テキパキと動いてくれていました。

  何時間も、動かない車。
  燃料がもったいなくて、エンジンを切ります。
  暖かい飲み物を、持ってくればよかった。お菓子も・・・。
  まわりに目をやると、そばの住宅の庭に、寒桜が満開でした。
  メジロも、いました。
  この状況の中、本当に、ほっとするようで・・・車から降り、写真を撮りました。
  まわりの人たちも、車から降りはじめ、ゆったり過ごすようになりました。

  灯油は、一人何リットルまでだったか?ガソリンも、どのくらいだったかな?量が決められていました。


毎朝食べていたパンが、売られていなくても、生きていける。
わずかに残っていた、ホットケーキの箱を買いました。
お米があれば、ガスで、土鍋で炊けます。
電気釜より、美味しいでしょ。

ペットボトルの飲み物類も、なかったな。
粉末の、ポカリスエットを、とりあえず、買いましたっけ。
水が売られると聞けば、早く並んで、買いました。

毎朝、おなかのために食べていたヨーグルトがなくたって、死にはしない。

いつも気にしていたのは、ペーパー類です。
トイレットペーパー、ティッシュペーパーは、ないとタイヘン。
何よりも、わん達のトイレ用品です。
スーパーの広告に、いつも、アンテナをはっていましたねぇ・・・。
これも、お店に入ると、一人1つとか、決めれていました。

そのうち、少しずつ、少しずつ、商品が入るようになりましたが、買い物には苦労しました。
着いたときは、既になかったり。
スーパーからは、音楽が消え、店内も節電の為に、照明も暗く、暖房もなし・・・、エスカレーターも止めてあり、階段での移動でした。

でも、被災地の方々のことを思えば、全然たいしたことはないと、ご近所どうしで、話していましたね。

愛犬の精神的なダメージも、色々聞きました。

大地震の時、ちょびん家のある住宅地では、犬たちが、一斉にないたと言います。
ママは、いつもの何倍もかかって、自宅に帰りましたが、わんにゃん達のことが、一番心配でした。
以後、大きな余震も、繰り返されましたが・・・
ママは、なるべく、わんにゃん達のそばにいるようにしました。
「だいじょうぶだよ~。」と、からだをなでて、安心させて。

パパさんは、親たちは・・・となると、とても長くなりますので、このへんで。





  
by chobin-mama | 2013-07-04 18:40 | mamaのつぶやき