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犬と猫がいる暮らし

since 2005/11/19


by chobin-mama

会いたい♪

金曜日の朝のできごとです。

捜しています。朝起きてすぐに。
あっちの窓・・・こっちの窓・・・向こうの窓・・・
きょろきょろ・・・きょろきょろ・・・
低くなってみたり・・・高~~~くなってみたり・・・
そして、さがしものが近くにいるかもしれないと、小さな可愛い声を出して、呼びかけてみたり。
その繰り返しです。

いないね~。
覚えているんだよね~。
おとといの夜、初めて会ったおともだちを。
アルちのいた小窓のそばを、通った猫ちゃんを。
「ねぇー、おともだちのきみー。ぼくち、ここにいるよ。ここにいるよー。」って、ずっと呼んでいたね。

どこから来たんだろうね。どこへ行ったんだろうね。
そして、
次の日も、アルちのおうちのそばを通ったんだよね。
とっても会いたいんだね。
切ないほど、アルちの気持ちが伝わってくる、アルちの様子。

こちらは玄関。
ワン達の脱走防止に、白いウッドフェンスを置いてあります。
アルちは、皆が、玄関ドアを開けて外に出入りしているのを、いつも見ています。
これは、パパさんが出勤した直後のアルちです。
「ココにいれば、ぼくちもお外に出られる~♪」と、思って、じーっとして待っています。
ごめんね。出してあげられないんだ。
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窓辺にて。
アルちの様子がへん(?)て、気づいているちゅら坊。ずっとそばにいます。
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何度も何度も、背を高く伸ばしては、首をキョロキョロさせて、見ているアルち。
「アルち、どうしたのかな?」 と、アルちを見ているちゅら。
会いたい♪_f0002833_0131010.jpg



実は、アルちは、私達の気づかない間に、自ら網戸を開け、脱走をしたことがあります。2回ほど。
(ですので、アルちが、今のような状態になりますと、ちょっと不安になります。)
なぜ、脱走したコトがわかったかと言いますと、脱走直後、パニックを起こしてしまったからです。
なおぉぉぉ~~~っ!!! なおぉぉぉ~~~っ!!! なおぉぉぉ~~~っ!!!
小さなこどもが、「たすけてぇ~~~っ!!!」と、繰り返し言っている状況そのものでした。
網戸でカリカリしたり、網戸登りをして遊んでいたら、開いてしまったのでしょう。
そして、興味で外に出たものの、こわくなってしまったのです。





最初の脱走。
その声で、何が起こったのか、すぐにわかりました。
即、声のする外へ走り出ました。
白い煉瓦塀の一番高いところに立って、なき叫んでいます。
いくら「おいで。」と声をかけても、こわくてこわくて、動けません。
そして、横の家の敷地に飛び降り、境界線ぎりぎりの、植物が茂った場所にいます。
家の中には、ご家族がいて、アルちに声をかけてくれています。
が、それが更に不安に拍車をかけたのかどうなのか?
境界フェンスの間を通って、その前の敷地へと行ってしまいました。
さらに道路へと飛び出してしまったらタイヘンと、私は家を飛び出て、前の敷地の道路側へと走りました。
パパさんには、家そばで待っててもらうように話しました。
アルちはどこ?
道路側へと出た気配はありません。もしかして、更に、隣へと行ってしまったのでしょうか。
近辺を、名前を呼びながらうろうろしますが、気配なし。
よーく見ると、横の前の家の敷地の隅、ちょうど上手い具合に隠れられる植裁に、うずくまっていました。
色が白くてよかったです。かすかにアルちの色が見えたのです。
インターホンをならし、猫が脱走してうずくまっているので、とらせてくださいとお願いしていたら・・・
そこの家の方の声が聞こえたからでしょうか。またすぐに移動してしまいました。
フェンスの間をくぐりぬけ、運良く、我が家方面に。その先には、パパさんが。
パニクった声を出してなきながら、パパさんの方向へ。
そこで、パパさんにキャッチされたのでした。

2階の部屋の網戸のフックが、はずれてしまい(はずしてしまい?)、そこからパーゴラに降りたことは、後でわかりました。
パーゴラ天井につけてあった葦簀が、アルちサイズに沈み込んでいたからです。

2回目。
またまた、「たすけてぇ~~~!」と、パニクった大声を出し続けているアルちの声が。
その時は、2階にいたのですが、バルコニーから声の方を見ると、どうやら敷地内の隅にいる様子。
和室の網戸を開けて、出てしまったのです。
出てしまったものの、やはり、こわくなってしまい、動けなくなっていたのです。
前回と同じ、うまく隠れ家になりそうな、木の下の茂みに、じぃーっとしていました。
色が白くなかったら、なかなか気づきません。
すぐに道路へ走り出て、アルちのすぐそばの道側から呼びます。
でも、道路側には、コワクて行けない様子。
ならば、敷地内から呼ぼう。
敷地内に入り、名前を呼びます。アルちのいる場所には、人間には入っていけないのです。
決死の覚悟の形相で、へっぴり腰で、身を低くし、地面を這うように、よろよろと、こちらへ来ました。
即だっこし、部屋に放り込みました。
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あぁ、道路に飛び出して、車にはねられなくてよかったよ~~~ (T_T)
もう、泣きたいのは、こっちの方だよ~~~ (T_T)


でも、よーく考えてみると、
アルちは、いつも、脱走はしたものの・・・
こわくて、大声で助けを求めています。自分が隠れられるような場所に、うずくまります。
隣や前の敷地に行ってしまったとはいえ・・・
毎回、我が家の敷地ぎりぎりの場所です。

ちっこいアルちがいた場所も、公園だったんだけどね。
家猫になってしまったら、お外の世界もこわいよね。
1ヶ月の子猫が、厳しい顔をしていたっけ。
今では、ゆうるりしたお顔になったよね。
おうちの中では、一番のきかん坊だけど、、、お外では、弱虫になっちゃうね。
それは、どこなら安全で、どこは危険がつきまとうか、知っているからだね。

アルち、どっちが幸せ?
お外で、自由に遊びたい?冒険したい?
ママの心は、そんなアルちを見るたびに、揺れ動いてしまいます。
でも、揺れ動きながらも、家猫でいてほしい・・・と願ってしまいます。

今日は、暑いですね。蒸し蒸ししています。午前中から、既に27℃も。
今日のアルちは、お友だちのことは、もう忘れたかのように(あきらめた?)しています。
まるで夏の日のように、アルちは、ラタンチェアで休んでいます。ゆうるりした様子で。
気持ちよさそうに、涼んでいます。そんなアルちを覗くと・・・「んニャ!」と、いやーな顔をします。
ちょびんは、フローリングにぺたんとおなかをつけて寝ています。

ゆうるり暮らそうね。
by chobin-mama | 2009-05-23 13:12 | アルタイル